Nobuo Hoshino's America Rail Trevelog
 鉄道で行く国立公園
アムトラック東行「エンパイア・ビルダー」号乗車記
  列車を観る為の「究極」のホテルを訪ねる
  解説
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リオ・グランデ鉄道(D&RGW Denver& Rio Grande Western Railroad)の持株会社リオ・グランデ・インダストリー社(RGI RioGrande Industry)は1991年サザン・パシフィック鉄道(SP SouthernPacific Transpotation)を買収して、合併新会社サザン・パシフィック鉄道(SP SouthernPacific Transpotation)を発足させました。その後1996年サザン・パシフィック鉄道は鉄道持株会社ユニオン・パシフィック(UP UnionPacific)に買収され傘下の鉄道会社ユニオン・パシフィック鉄道(UP UnionPacific Railroad)と合併して、新会社ユニオン・パシフィック鉄道(UP UnionPacific Railroad)となった。此によって、1970年バーリントン・ノーザン鉄道(BN Burlington Northern Railroad)の発足以来続いた米国西海岸四大鉄道(UP SP ATSF BN)の時代は完全に終わり、BNSFUPという二大鉄道の時代になった。
 
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 BNギープの英語の綴りはBN-Geepです。BNとはアイザック・ウォルトン・インの前に敷設されているバーリントン・ノーザン鉄道(BN Burlington Northern Railroad)の事で、米国鉄道三万マイルの著者テリー・ピンデルの訪問時の名称。建設当時の名称はグレート・ノーザン鉄道(GN Great Northern Railway)。現在はバーリントン・ノーザン・サンタフェ鉄道(BNSF Burlington Northern Santa Fe Railway)
 Geepとはジェネラル・モータース(GM General Motors)の機関車製造部門のジェネラル・モータース・ロコモーティブ・グループ(GMLG General Motors Locomotive Group)旧称エレクトロ・モーティブ・デビジョン(EMD Erectro Motive Division)が開発・製造している4軸の汎用形万能ディーゼル機関車。此の機関車は用途を問わない事をコンセプトにしました。本線の貨物列車には多重連で、単機では入換、補機、保線列車、区間貨物列車に使用でき、暖房用ボイラーを装備したものはローカル旅客列車に使用できる様になっています。形式名の先頭に汎用仕様という英語のジェネラル・パーポス(General Perpose)の頭文字のGPを付けました。汎用仕様(GP)のジープの読み方と万能自動車のジープ(Jeep)の語呂合わせでGeepという愛称が付きました。ですから日本語訳のBNギープの現地での呼び方はBNジープになります。EMDは4軸ディーゼル機関車に対して6軸ディーゼル機関車には専用仕様という英語のスペシャル・デューティー(Special Duty)の頭文字のSDを付けました。愛称はGMのフラグ・シップ車であるキャデラック(Cadillac)です。
 
  列車の解説
 アムトラックのエンパイアー・ビルダーは数少ないアムトラック発足(1971年)前からの名称と区間を引き継いでいる列車である。エンパイアー・ビルダーとは隻眼の天才的経営者であり旧グレート・ノーザン鉄道(GN Great Northern RailWay)を創設した鉄道王ジェームス・J・ヒル(James J Hill)の別称の事である。GNでは列車番号1/2を名乗った大陸横断特急列車でも豪華さを競った名列車であった。
 1979年に各鉄道から引き継いだ旧型客車(ヘリテージ・フリート)から最新鋭のアムトラック・スーパーライナーに客車が交換された最初の大陸横断列車である。アムトラック・スーパーライナーは故障の多かった旧型客車の旧式の蒸気暖房から、機関車給電の全自動式エアーコンディショナーに依る冷暖房に代わりました。此に拠って、冬期の暖房故障が減りました。
 機関車も運転開始時には各鉄道から来たジェネラル・モータース(GM GeneralMotors)傘下でディーゼル機関車製造では75年の歴史を持つ、エレクトロ・モーティブ・デビジョン(EMD Electro-Motive-Division)現在はジェネラル・モータース・ロコモーティブ・グループ(GMLG GeneralMotors Locomotive Group)製の旧式のFユニットEユニットでしたが、アムトラック発足後は自前の機関車が投入されました。初期はEMD(Electro-Motive-Division)製のF40PH、乗車時はジェネラル・エレクトリック社(GE GeneralElectric)輸送システム事業部製のAMD−103型P40/42です。AMD−103型は蒸気暖房罐を持っておらず、一体構造の車輌構造を採用して軽量化を行いました。この為燃料搭載量が大きくなっています。燃料補給の回数が減った上に、エンジン出力が大きいので所要輌数が少なく済み、運転費用が低減されます。エンジン出力が大きい事は機関車の出足が良くなり、定時運行率の向上に寄与します。
 走行区間はシカゴ・ユニオン駅−シアトル・キング駅間2,206マイル、シカゴ・ユニオン駅−ポートランド・ユニオン駅間2,256マイル。シカゴ・ユニオン駅−ミネソタ州セント・ポール-ミネアポリス(St.Paul-Minneapolis, MN)間をミルウォーキー鉄道(MILW CMSt.P&P ChicagoMilwakee St.Paul & Pacific Railroad)、現在はカナディアン・パシフィック鉄道(CP CanadianPacific Railway)、セント・ポール−シアトル間を旧グレート・ノーザン鉄道(GN GreatNorthern RailWay)、後のバーリントン・ノーザン鉄道(BN BurlingtonNorthern Railroad)、現在はバーリントン・ノーザン・サンタ・フェ鉄道(BNSF BurlingtonNorthern Santa Fe Railway)の線路を使用します。ポートランド行はワシントン州スポーカン(Spokane,WA)で列車編成を分割して旧シアトル・ポートランド&スポーカン鉄道(SP&S SeattlePortland & Spokane Railway)後のバーリントン・ノーザン鉄道(BN BurlingtonNorthern Railroad)、現在はバーリントン・ノーザン・サンタ・フェ鉄道(BNSF BurlingtonNorthern Santa Fe Railway)の線路を使用します。全区間の線路の列車運行指令権は鉄道側に有ります。従って、乗り入れている形のアムトラックは、しばしば鉄道側の都合で遅延が発生します。鉄道側の都合で遅延が発生した場合、鉄道側はアムトラックへの罰金を支払います。
 
この列車と鉄道を採り上げた記事
テレビ番組
富士通樺供、テレビ朝日放映「世界の車窓から」
旅行ガイド
ダイヤモンド・ビッグ社刊行 
地球の歩き方」米国編、「地球の歩き方」旅マニュアル259米国列車とバスの旅、「地球の歩き方マガジン」1996年秋号
書籍 
角川書店刊行
「アメリカ鉄道3万マイル」(原題 Making Tracks) テリー・ピンデル(TerryPindell)著 小林理子・宮脇俊三訳
米国鉄道旅行の「聖書」と呼びたい程の名著。アムトラックで鉄道旅行をする人はこの本を読む。
富士通から発売されたCD−ROM「世界の車窓から」の米国編の説明書にもこの本から一文が引用されている。
CD−ROM
丸紅株式会社発売
「世界一周鉄道の旅」米国編
 
富士通提供、テレビ朝日放映、富士通パレックス発売
「世界の車窓から」米国編
ビデオ
米国カリフォルニア州パサディナ市に在るペントレックス社(PentrexP.O.Box 94911 Pasadena CA 91109-4911)発売
 

This page last updated on Jan14, 2001
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Text (C) Nobuo Hoshino
Photo (C) Nobuo Hoshino