文字鏡研究会について
古今東西の漢字を、かつてない規模で収集した『今昔文字鏡』が現実の形を表してくるにつれて、この字典を使った漢字研究ができるのではないかと考えるようになりました。解字や拆字をした部品をふくめ8万を越える漢字セット、卓抜した検索システムを利用すれば、過去の文献の立体的な観察や分析、あるいは将来の情報社会に目配りをした漢字共通化の問題などについて、一段と新しい考察、研究が可能になると予測されます。そこで、研究会を作ることにしました。
『今昔文字鏡』は、コンピュータを基本の「道具(tool)」としています。漢字文化という一種の「複雑系」を扱うのにコンピュータは最適だからです。漢字にかかわる研究に色々な方法があることは確かですが、ある意図に基いた条件をコンピュータに指示すると、コンピュータは膨大なデータの中から短時間で整理された文字情報を探してくれます。このことで、漢字研究はより効率的で、より効果的な道具を手に入れることになりました。
数千年の起源をもつ漢字と、人類知能の最先端の産物との組合せによる研究活動は、心おどらされるものを感じます。そのような意図をもつ「文字鏡研究会」へ、多くの方が参加されるようを望んでいます。
平成8年9月1日 文字鏡研究会会長 石川 忠久
本会の目的
会報の発行(CD−ROMおよび印刷物による)
漢字文化の啓蒙活動
漢字など「文字、記号」の収集
文献の電子化
情報化社会への、漢字をふくむ文章の対応研究
会員資格
漢字を使った文化を守ろうとする人。
漢字に愛着を持ち、漢字文化の発展を願う人。
漢字に関する研究をする人、特にコンピュータを利用して研究をしたい人。
漢字研究について政治的・宗教的な偏見をもたず、公正中立な立場の方。
会費および運営
会費は原則的に無料、無報酬です。ただし、臨時の会合などが開かれるときは、その時の別途会費をいただきます。
本会は、寄付および助成金によって運営することにしていますので、ご寄付はよろこんで受付けます。
基本的に入会手続きは、
1,ご氏名
2,ご住所 〒
3,TEL
4,FAX
5,MAIL
6,ペンネーム
7,略歴
を文字鏡研究会に連絡していただくことと、会の規約を守ってくださるという意志を
お持ちならば成立します。
ご連絡いただくときの窓口は、次の通りです。
〒220 横浜市西区岡野 1−17−3 志乃田ビル2F
文字鏡研究会 主 事 谷田貝 常夫
mailto:kanji@nmiri.city.nagoya.jp