3月の見どころ


3月6日:火星が2年2ヶ月ぶりに最接近

3月下旬:金星と木星がニアミス

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3月6日 火星が2年2ヶ月ぶりに最接近

 火星が、しし座でぐんぐん明るさを増して、鮮やかな赤い光を放っている。それもそのはず、今年は火星接近の年にあたっているからだ。

 火星は、地球のすぐ外側の軌道を回っていながら、直径が地球の半分ほどしかないため、およそ2年2ケ月ごとに地球と火星が軌道上でとなりどうしに並ぶ接近のときでないと、表面の詳しい観測ができない。ところが、接近時ならば必ず大きな火星が見られるかというとそうではない。並ぶ場所によってその距離は大きく変わってしまうのだ。なぜなら、火星の軌道は地球の軌道に比べるとやや楕円であるため、出会う位置によってその距離は大きく変わってしまうからだ。
 2003年は5500万kmまで近づく超大接近、2005年は6900万kmで、2007年は8800万km、2010年は9900万kmと、2003年以降接近するたびにその距離は遠くなっていった。そして今回、3月6日の接近では1億km超えとなり、2003年に比べると46%も遠くなってしまい、接近とはいっても最も遠い超小接近となってしまう。今後2016年まで今回より大きな火星は望めない。それでも、通常よりも火星のより詳しい観測をすることができる、貴重な接近には違いない。
 また、昨年11月28日に打ち上げられたアメリカ火星探査機「マーズ・サイエンス・ラボラトリー」が、8月6日に火星に到着し、ローバー「キュリオシティ」が探査する予定だ。

●天体望遠鏡で模様が見える
 接近時の距離が遠くなれば、地球から見える大きさも当然小さくなる。視直径は2003年の超大接近から46%ダウンの14″程。しかし最も遠ざかったときの火星の視直径は、たったの3.5″だから、それに比べれば5.6倍も大きいことになる。つまり超小接近とは言え、通常よりはずっと大きい火星が望めることには違いない。今回は火星の北半球が地球に向いているため、北極冠や北半球の模様がよく見える。
 ただし小型望遠鏡でも楽しめるのは、視直径が12″以上ある2月初旬から4月初旬までの1ヶ月あまり。とくに3月6日の最接近前後(22時ごろ)は、火星の地形の中でも比較的よく目立つアキダリアの海やオーロラ湾あたりが正面に見えている。また、最もメジャーな模様大シルチスは、3月中旬以降見えるようになる。口径10cm以上の望遠鏡なら倍率を200倍から300倍に上げて覗いてみよう。
 なお、火星は24時間37分で自転しているので、毎日同じ時刻に観望すると、37分ぶんずつ模様の位置がずれて行くことがわかる。 

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