2009年注目の天文現象

●1月3日 しぶんぎ座(りゅう座ι)流星群が極大★
新年の幕開けを飾る,しぶんぎ座流星群が3日極大となる.月齢は7で,夜半以降月明かりの影響をまったく受けない好条件なので,ぜひとも観望したい.
●1月15日金星が東方最大離角★
宵の明星として夕方の西空で輝いている金星が,1月15日に東方最大離角を迎える.日没30分後の高度は35°とさほど高くないので,日没後早めに観望しよう.

●2月23日 水星食と木星食★
2月23日の朝,月例27.5の付が水星を隠す水星食が関東以北で見られる.ただし出現のみ。その後続いて今度は、月が木星を隠す木星職が見られる。ただしこちらは日出後の現象となる。
●2月25日 小惑星Ceresが衝★
小惑星として第1番目に発見されたケレスが,しし座の背中で,2月25日に衝となって見ごろとなっている.明るさは6.5等.

●3月9日 土星が衝★
土星がしし座で24日に衝となり,観望好期となる.環の傾きが限りなく小さくなった,神秘的な美しい土星を一晩中楽しむことができる.秋には15年ぶりに環の消失を迎える.
●3月 夕方の西天で黄道光が観望好期★
太陽を中心として黄道の大円にそって淡く延びている光の帯,黄道光は,薄明が始まる前の東天か始まる前の夕方の西天で見ることができる.特に2月から4月にかけては,黄道の傾きが地平線に対して急になる夕方の西天で観望好期となる.

●4月22日 こと座流星群が極大★
こと座のκ星の近くに放射点を持つこと座流星群が22日に極大となる.極大日の月齢は27で明け方東の空に細い月が昇るが,影響はほとんどない.
●4月26日 水星が東方最大離角★
夕方の西北西天で高度を上げ,4月26日に東方最大離角を迎える.日没約30分後の高度は13°を越え,今年最高の観望チャンスとなる.

●5月2日 金星が最大光度★
3月28日に内合となった金星は,以後明け方の東天に移り,ゆっくり高度を上げている.そして5月2日には最大光度となって-4.7等で輝く
●5月6日 みずがめ座η流星群が極大★
ハレー彗星を母天体に持つみずがめ座η流星群が,6日極大となる.月齢は11でかなり明るいが,放射点が昇る夜半過ぎには月は沈んでしまうので,好条件で観望することができる.

●6月6日 金星が西方最大離角★
1月15日には東方最大離角になった金星が,今度は明け方の東天で西方最大離角を迎える.日の出30分前の高度は24°程と低めだが,明けの明星らしい華やかな金星が見られる.
●6月23日 冥王星が衝★
2006年のIAU総会で惑星から準惑星に定義が変わった冥王星が,6月23日にいて座のμ星の北で衝を迎え,観望チャンスになっている.光度は14等台と暗いが,条件さえよければ口径30cm以上の望遠鏡で見えるだろう.

●7月4日 地球が遠日点★
本格的な夏を迎えている7月4日地球が太陽から最も遠ざかる.1月3日の近日点通過に比べて4%ほどしか離れていないが,視直径を比べてみると意外に差があることがわかる.
●7月22日 日本で皆既日食★
日本では47年ぶりという皆既日食が,屋久島,種子島南部,トカラ列島,奄美大島,北硫黄島で見られる.皆既時間が長く,北硫黄島ではで6分40秒もある.日本本土では食分の深い部分日食となる.

●8月13日 ペルセウス座流星群★
三大流星群のひとつペルセウス座流星群が13日極大となる.気になる月齢は22で,夜半前に放射点の南に姿を見せる.条件はあまり良いとはいえない.
●8月15日 木星が衝★

太陽系最大の惑星木星が,8月15日にやぎb座で衝を迎え,観望チャンスとなっている.小型望遠鏡でも木星のまわりを回る四大衛星や,縞もようを見ることができる.

●天王星・海王星が見ごろ★
海王星は8月17日にやぎ座で,天王星は9月18日にみずがめ座で衝となり,観望好期を迎えている.天王星は5.8等,肉眼でなんとか見える明るさ,一方海王星は7.9等と少し暗い.
●9月11日 プレアデス食★
9月11日夜半ごろ,月齢18.2の月がプレアデスの星々を次々に隠すプレアデス食が全国で見られる.

●10月6日 水星が西方最大離角★
明け方の東天で輝いている水星が,10月6日に西方最大離角となり,明け方見える今年最高の観望好期となる.日の出30分程前,東南東の空高度11゜あたりに0等級の水星が見つかる.
●10月21日 オリオン座流星群が極大★
ハレー彗星を母天体に持つオリオン座流星群が,21日に極大となる.極大日の月齢は3で宵のうちに沈んでしまうため,月明かりがまったくない最高の条件で観望できる.

●11月8日 くじら座のミラが極大のころ★
長周期変光星の代名詞とも言うべきくじら座ο星ミラ(周期331.96日,変光範囲2.0〜10.1等)が11月8日に極大を迎えた.くじら座は秋の星座なので,夕方から明け方まで一晩中観望することができる.
●11月18日 しし座流星群★
2001年の流星雨から7年が過ぎ,活発な活動は期待できないが,極大日の17日は新月にあたっているので,ぜひともチェックしておきたい.

●12月1日 プレアデス食★
12月1日の夜半ごろ,満月直前の月が,プレアデスの星々を次々に隠すプレアデス食が見られる.
●12月13日 ふたご座流星群★
毎年安定した出現を見せるふたご座α流星群が,13日極大となる.月齢は26で,朝4時ごろ東の空に昇るが,観望にははあまり影響ないだろう.



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